★ばばかんレビュー★
〜演奏会のアンケートより〜
第57回定期演奏会 2001年1月28日(日)
新宿文化センター 大ホール  指揮: 森山 崇


●ロッシーニ/歌劇「どろぼうかささぎ」序曲
・いつ聴いても気持ちの良いロッシーニのクレッシェンド、軽くブチカマシた感じでとても軽快、さわやかでした。
・全体的にキレが悪いように思います。特にソロが際立ってくる時に(どの楽器も)恐がって音が出ている感じがしました。全パートの音が出ている時には目立たないアラが曲の流れのつぎ穂でポロッと出ていました。要練習!
・少々生マジメ過ぎたかな? もっと遊んでもいいかなと感じました。
●R.シュトラウス/交響詩「ティルオイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
・コミカルに、躍動するように管楽器が歌ってとても楽しい演奏でした。森山氏がエネルギッシュに、跳ねるように指揮する姿が印象的でした。
・何故か子供の頃、浸っていたおとぎ話の世界に舞い戻ったような気分で聴いていました。
・6/8拍子は日本人にはムズかしいですね。対位法的な部分では少し雑になってしまったように思います。金管のバランス少しくずれてました。
●チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」
・アインザッツが乱れがちでしたが、それ以上の流れのよさがありました。2楽章が良かったです。以後の楽章に弾みがつきました。
・金管こけない、よろけない!! 弦全体の表情が乏しい。特にヴァイオリンの感情の起伏が出ていない。音が立ち上がってこない。
・すごく良かったです!! チャイコフスキーの鼓動が聞こえてきました。特に第1楽章が喜怒哀楽に満ちていて良かったです。
・3楽章の拍手を制止して緊張感を持たせたままフィナーレに入るところなど、お見事という他ありませんが、拍手が出てもおかしくない出来だったと思います。フィナーレは特別な思い入れがあるような演奏でした。
・第3楽章、これから盛り上がろうとする所、盛り上がっている所でどうして違う音が出てくるんですか? その音1つで、全体的な調和がパーです。所々、きちんとそろって出てきてとても美しいのにもったいないです。第4楽章、アタッカで出るにはそろいが悪い!頑張りましょう。アンコールが一番いいと思うのはあまりにも皮肉すぎるでしょうか。
●その他
・以前より、オケの音がちょっと荒くて軽かった(ネガティヴな意味で)ような印象を持ちました。
・指揮者の方の人柄がとってもよく感じ取れました。熱血でちょっとガンコそうで、優しそうな人なのではないでしょうか? こんなこと書くのは失礼だと思うのですが、とっても素敵でした!!

みなさま、どうもありがとうございました。/ 高田馬場管絃楽団